投資評価手法の基礎知識と実際の適用での留意点2011/09/30 講演内容は、 1.PLからBSへ − コーポレートファイナンスでの数字の捉え方 2.日々の事業活動と投資活動の違いは? − PLに基づく事業運営とBSに基づく投資の捉え方 3.投資の種類と評価 − リターンを意識した評価の方法と投資 − 研究開発投資における市場規模予測とリターンの捉え方 4.投資評価手法 − 回収期間測定法、ROI、IRR、NPVとその限界 5.開発投資や設備投資におけるリスクの捉え方 − プロジェクトとしての投資と計画のリスク、実施のリスク、運営のリスク − 研究開発投資、設備投資、IT投資におけるリスクの捉え方 6. 不確実性の捉え方と投資の評価 − 不確実性の捉え方 − リアルオプションの考え方 7.実際の投資への適用と良くある失敗と誤解 − 投資か経費か? 資産計上と減価償却、経費の違い − 投資プロジェクト遂行者のマインド設定を見抜けない 大きく生んで小さく育てる研究開発投資 小さく産んで大きく育てるIT投資 − IT投資における契約内容の認識違い
と分かれ、大変好評の内に終了しました。特に研究開発投資やIT投資においては、経営企画などの管理部門と現場との乖離が大きく、どの会社も投資を正当に評価し、推進する方策を見出していないのが、現状です。 各々の投資プロジェクト推進の方法や技術の評価と投資評価を一体化させないと、合理的な評価が難しいところが、投資評価の難しさを示しています。そうは言っても、何とか系統だった評価を確立し、経営判断を間違わないようにしていきたいという企業のニーズが感じられます。
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