研究開発戦略を促進する研究開発費・製品開発費の配賦の考え方・進め方2018/02/28 2018年2月27日、”研究開発戦略を促進する研究開発費・製品開発費の配賦の考え方・進め方」と題して、講演しました。
ネット市場の急成長に見るデジタル破壊やEV化、自動運転、ライドシェアによる自動車業界の構造変化と企業を取り巻く環境は急激に変化しております。 この中でも、IoTやIndustry4.0に見るソフト技術の進展は、従来のハード中心の研究開発では対応できなくなっており、どの企業もソフト化に舵を切ろうとしておりますが、ソフトの開発投資の評価や原価への組み込みは、従来のハード中心の考えでは、対応できなくなっています。ところが、これに対する問題意識が低いのが、日本企業の課題として顕在化しつつあります。 本セミナーでは、そこに焦点を当てた内容となっており、グローバルに展開する先端企業を中心に、最近の課題に対する活発な質疑応答が行われました。 内容としましては、 1. 企業経営のパラダイムシフトと研究開発が帳面する課題 2. 収益管理の仕組みと戦略的な原価の把握 3. 研究開発の業務プロセスと原価の連携 4. 研究開発戦略と業務プロセスに連携した研究開発費の配布の考え方・進め方 5. グローバル化や新ビジネスモデルに対応した製品開発組織と開発戦略に連携 した原価企画・原価管理の考え方・進め方 6. 戦略と連携した研究開発の事業性評価への適用
と分かれ、投資と費用把握を中心に、どのように各テーマを評価し、管理するか、等を中心に紹介したものです。特に今後のソフトの開発投資の評価や原価への組み込みについて焦点を当てたものです。 研究開発企画部門や管理部門など、研究開発全体のマネジメントを行う部門の人にとっては、参考になる面が、多々あった内容でした |