2017年11月9日 「研究開発における戦略的なKPIの設定と活用の考え方」の講演2017/11/10 2017年11月9日、研究開発における戦略的なKPIの設定と活用の考え方」と題して、研究開発の効率的な運営方法を測る指標の設定の仕方、使い方について、講演しました。
講演の内容は、下記のテーマに沿って行われました。
1.通用しなくなった旧来の成功パターンと研究開発の新潮流
2.研究開発の業務プロセスの標準化と横串の開発マネジメント
3.個々の研究開発プロジェクトのマネジメントとKPI
4.研究開発部門全体のマネジメントとKPI
5.戦略的な予算配分と開発の特徴に沿ったKPIの設定
6.自社技術資源活用の基本方針と戦略的な外部資源の活用
7.研究開発でよくある失敗
今、まさにこの課題に取り組んでおられる企業もあり、非常に参考になったと感謝されたり、今後、取り組もうとしているところだといわれたりと、企業のおかれている立場が見えて、非常に有意義な会合となりました。
製造業の不祥事が多発しており、日本のものつくりの強さが崩れ始めております。一方、自動車業界は、電気自動車や無人運転自動車、ライドシェア等の出現で、構造変化に直面しており、先を見据えた効率的な研究開発や外部との連携、などが求められております。
自動車業界の人たちの電気業界の二の舞にならないようにしないといけないという危機感が高いのは良く伝わってきます。 世界の研究開発費総額のトップにアマゾンやアルファベット(グーグルの持ち株会社)が出て来て、既に自動車業界での開発競争に参入しており、世界にかんたる日本の自動車業界もうかうかしておられないことが、皆さんにも痛切に伝わった感がしております。
ほかの業界においても他山の石として、グローバル競争に向けて、研究開発の効率化、KPIを使ったマネジメントの必要性を痛感しておられることが良く見える会合でした。
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